第6部 ワールドカップ、USA開催へ(1986〜1994年)
3.第13回ワールドカップ・メキシコ大会 (1986)B
― マラドーナ、世界の頂点へ ―
◆ 準決勝
◇ <西ドイツ対フランス> 2-0
西ドイツは、1次リーグを勝点3で切り抜け、決勝ラウンド1回戦を終了3分前の得点で1-0と辛勝。準々決勝もPK戦の末の勝利と苦闘を続けていました。フランスも
準々決勝のブラジルとの戦いで、消耗していました。
10分、西ドイツがセットプレーから先制、フランスもプラティニやジレスが繰り返し反撃しましたが、ゴールネットを揺らすことが出来ず、89分、西ドイツのフェラーに2点目を決められ、敗れ去りました。
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西ドイツ対フランス
特別記念消印
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◇ <アルゼンチン対ベルギー> 2-0
ベルギーは善戦し、両チーム無得点のまま前半を終える展開でした。後半、マラドーナのドリブルは冴え、ベルギーディフェンダーを切り裂き、51分と63分の2つの鮮烈なゴールを決めました。ワールドカップを支配するプレイヤーの出現を暗示するかのような試合でした。
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アルゼンチン対ベルギー
特別記念消印 |
◆ 3位決定戦 <フランス対ベルギー> 延長 4-2
フランスは若手主体で臨んだため、プラティニは出場しませんでした。90分を終えた時点では2-2、延長戦に入り、フランスがジャンジーニ、アモロが得点し、3位を獲得しました。
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フランス対ベルギー
特別記念消印 |
◆ 決勝 <アルゼンチン対フランス> 3対2
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アルゼンチン対西ドイツ
特別記念消印 |
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決勝戦開始前の風景・握手する
マラドーナと
ルンメニゲ両主将。
主審アルッピ・フィーリョ
(ブラジル)
(1990年8月20日発行・ボリビア) |
2点の先行を許した西ドイツは後半も半ばを過ぎて反抗を開始しました。74分と82分、いずれも左コーナーキックからの得点で2-2に追い付きました。勢いづいてさらに攻勢を続けようとした矢先、マラドーナの絶妙のロングパスが相手ディフェンダーを置き去りにしました。パスを受けたホルヘ・ブルチャガは、これを難なく決め、アルゼンチンにワールドカップ2度目の栄冠をもたらしました。
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マラドーナと西ドイツのブリ―ゲル、
マテウスとの攻防場面
1990年イタリア大会記念小型シート
(1989年12月19日発行・パラグアイ) |
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ホルへ・ブルチャガの対西ドイツ戦決勝ゴールシーン |
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世界の頂点に立ち、観衆に応えるディエゴ・マラドーナ |
優勝記念シートより (1986年11月8日発行・アルゼンチン) |
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