第13部 ワールドカップ・補足
1.第20回ワールドカップ・ブラジル大会(2014) (1)
◆ブラジル開催の決定
2007年10月30日チューリッヒ(スイス)で開催されたFIFA理事会において、正式にブラジル開催が決定されました。しかし、2014年大会を南米で開催する意向であることは、2006年大会のドイツ開催が決定した2000年7月6日後に持ち出された「ワールドカップ持ち回り制」で、すでに示されていました。
この「持ち回り制(=アフリカ開催と南米開催実現のための方便)」は、2007年10月29日(ブラジル開催を決める前日)のFIFA理事会で破棄されています。
なお、“南米開催”に正式立候補したのはブラジルとコロンビアだけでしたが、2007年4月11日コロンビアが大会招致断念を表明、この時点でブラジル開催が実質的に決定されていました。
◆12開催都市地図(スタジアム・収容者数・試合数)
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大会記念フォルダー所収の開催都市地図と
開催スタジアム・試合予定
(ドイツ郵政は、ブラジル発行記念切手を
収めた
記念フォルダーを制作しブラジルと同時発売した) |
◆開催都市(12)記念切手
ブラジルは1998年フランス大会でも24人によるサッカーアートを記念切手にしていますが、今大会でも開催12都市のポスターを切手に収め発行しました。 (#数字は、上の開催都市地図の番号を表わす)
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#1 マナウス |
#2 フォルタレーザ |
#3 ナタール |
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#4 レシフェ |
#5 クイアバ |
#6 ブラジリア |
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#7 サルバドール |
#8 ベロリゾンテ |
#9 サンパウロ |
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#10 リオデジャネイロ |
#11 クリチーバ |
#12 ポルトアレグレ |
(2014年1月30日発行・ブラジル) |
◆誌的なサッカーアート (ブラジルの水彩画)
ブラジルの人々とサッカーの関係を描いたのはMario Baratta、開催都市の景観、建造物、動物を背景にボールと戯れる少年たちを誌的に表現しています。切手と マキシマムカード(Mario Baratta作)で紹介します。
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サッカーアート切手シート
(全24種中の12種部分)
(2014年4月29日発行・ブラジル)
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◆画像をクリックすると、拡大画像をご覧いただけます。
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