第7部 ワールドカップ、世紀末から新世紀へ(1998〜2010年)
14.第18回ワールドカップ・ドイツ大会 (2006) A
― 4度目の優勝をめざしたドイツとイタリア ―
◆ 本大会
◇ 大会組織委員長F.ベッケンバウアー
選手としてワールドカップ1966、1970、1974大会に出場し、優勝、準優勝、3位を各1回、監督としても優勝、準優勝各1回という輝かしい経歴を持つ、F・ベッケンバウアーが今大会の組織委員長を務めました。
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大会記念初日カバー
(2006年4月26日
WIEN局印・オーストリア)
※貼付切手はアンディ・
ウォーホルが1977年に
描いたベッケンバウアー |
◇ 組み合わせ抽選会
2005年12月9日、本大会1次リーグの組み合わせ抽選会がライプチッヒ(ドイツ)で行われ、以下のように決まりました。
<A> |
ドイツ |
コスタリカ |
ポーランド |
エクアドル |
<B> |
イングランド |
パラグアイ |
トリニダード・
トバゴ |
スウェーデン |
<C> |
アルゼンチン |
コートジボワール |
セルビア・
モンテネグロ |
オランダ |
<D> |
メキシコ |
イラン |
アンゴラ |
ポルトガル |
<E> |
イタリア |
ガーナ |
USA |
チェコ |
<F> |
ブラジル |
クロアチア |
オーストラリア |
日本 |
<G> |
フランス |
スイス |
韓国 |
トーゴ |
<H> |
スペイン |
ウクライナ |
チュニジア |
サウジアラビア |
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本大会組み合わせ抽選会・
大会公式カバー
(2005年12月9日特別記念消印付・Leipzig局・ドイツ)
(貼付切手は「FIFA100周年切手・2004年ドイツ発行」) |
◆ 1次リーグ
◇ 開幕戦 ドイツ対コスタリカ <4対2>
主将バラックを負傷で欠くドイツでしたが、クローゼの2得点などで、コスタリカに打ち勝ちました。コスタリカの間もなく30歳になるワンチョペもドイツDF陣の隙をつき、2得点をあげましたが、及びませんでした。
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本大会開幕戦記念公式カバー
(2006年6月9日付ミュンヘン局印・
ドイツ) |
◇ 1次リーグの結果
下記の1、2位の16チームが決勝トーナメント・16ラウンドに進出しましたが、その内訳は、ヨーロッパ:10/14、 南米:3/4、アフリカ: 1/5、 北中米・カリブ海:1/4、オセアニア:1/1、アジア:0/4で、アジア・アフリカの不振が目立ちました。
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1位 |
2位 |
3位 |
4位 |
<A> |
ドイツ |
エクアドル |
ポーランド |
コスタリカ |
<B> |
イングランド |
スウェーデン |
パラグアイ |
トリニダード・
トバゴ |
<C> |
アルゼンチン |
オランダ |
コートジボワール |
セルビア・
モンテネグロ |
<D> |
ポルトガル |
メキシコ |
アンゴラ |
イラン |
<E> |
イタリア |
ガーナ |
チェコ |
USA |
<F> |
ブラジル |
オーストラリア |
クロアチア |
日本 |
<G> |
スイス |
フランス |
韓国 |
トーゴ |
<H> |
スペイン |
ウクライナ |
チュニジア |
サウジアラビア |
◇ 日本、1次リーグ敗退
初戦の対オーストラリア戦を1対3で落とし、必勝を期した対クロアチア戦を引き分けて、決勝トーナメント進出は極めて困難な状況に陥りました。ブラジル戦に勝つしかなくなりました。ブラジル戦では玉田のゴールで先制しましたが、その後ロナウドに2得点を与えるなどの猛攻を受け、1対4で敗れ去りました。
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日本対ブラジル戦記念絵ハガキ(宛名面)
(2006年6月22日印・ドルトムント局印)
<消印のスタジアム右側に描かれている
屋根付きホール内のドイツ郵政コーナーで
押印してもらいました>
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大会記念絵ハガキ・ドルトムント版(裏面)
<日本対ブラジル戦など6試合が行われた> |
―ちょっと寄り道―
「ピッチの上の場景」
この大会を記念する切手も数多く発行されましたが、正統派といえるのが、この切手です。ピッチ上の両チーム22人のプレイヤー、主審が影付きで描かれています。もちろん主役のボールも。タッチラインが描かれていませんので、副審の姿まではありませんが。デザインしたのは、 S.BOCKMUHLさんです。
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大会記念
(2006年6月6日発行・
リヒテンシュタイン) |
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