第8部 女子サッカー、戦後再出発から女子世界大会まで
6.シドニー五輪・女子サッカー競技 (2000)
◆出場チーム
1999年第3回FIFA女子サッカー選手権の上位7チームに、オリンピック開催国オーストラリアが加えられた8チームが出場し、9月13日から9月28日まで行われました。
日本は、同大会グループリーグで敗退し、総合13位に終わり、シドニー五輪出場を逃しました。
1次リーグの組分けと成績は以下の通りです。(グループA〜Dは男子サッカー)
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1位 |
2位 |
3位 |
4位 |
E |
ドイツ(2) |
ブラジル(2) |
スウェーデン(2) |
オーストラリア(1) |
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USA(2) |
ノルウェー(2) |
中国(2) |
ナイジェリア(1) |
国名後の数字はオリンピックだけの通算出場回数 |
◆決勝トーナメント
◇準決勝
@ノルウェー対ドイツ 1対0
<9月24日 シドニー/シドニーサッカー・スタジアム>
ノルウェーの得点は、80分ドイツ、ブンダーリッヒのオウンゴール。(観客数:16,710人)
AUSA対ブラジル 1対0
<9月24日 キャンベラ/キャンベラ・スタジアム>
USAの得点はミア・ハムが60分に決めた。
(観客数:11,000人)
◇3位決定戦
ドイツ対ブラジル 2対0
<9月28日 17:00〜
シドニー/シドニーサッカー・スタジアム>
ドイツの得点は、64分リンゴル、79分プリンツによるもの。
(観客数:11,200人)
◇決勝
ノルウェー対USA 3対2
<9月28日 20:00〜 観客数22,848人
シドニー/シドニーサッカー・スタジアム>
1999年FIFA女子サッカー選手権の覇者USAは立ち上がり5分に先制しましたが、44分にノルウェー、エスペセスのゴールが決まり、1対1で前半を終了。ノルウェーが78分にグルブランドセンが決めリードしますが、試合終了アディショナルタイムにUSAミルブレットの劇的な得点で試合は延長戦に突入しました。
延長戦はゴールデンゴール方式で行われ、102分、後半から出場のノルウェーのダグニー・メルグレンが決め、ノルウェーが優勝しました。
ノルウェーの世界制覇は1995年、第2回FIFA女子サッカー選手権以来2度目でした。
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シドニーオリンピック優勝記念絵ハガキ
<ノルウェー国旗を持ってビクトリーランする
右D:同点ゴールのエスペセスと
左N:ハウゲネス選手>
(ノルウェーオリンピック記念博物館発行・2000年) |
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ノルウェーサッカー協会100周年
記念切手
(2002年9月20日発行・
ノルウェー)
Hミア・ハム(USA)とせり合う
Bクリンゲン(ノルウェー) |
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ノルウェーサッカー協会100周年記念マキシマムカード
<Eヘゲ・リーセ選手とチームメイト、決勝スコア入り>
(2002年9月20日発行・ノルウェー) |
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