第14部 ワールドカップ・ロシア大会(2018年)へ向けて
4.ワールドカップの回想(その2)
◆1962年チリ大会
1960年フランスで開催された第1回ヨーロッパ選手権大会で初代王者となったソ連代表は、ワールドカップ・チリ大会のヨーロッパ地域予選グループ5(ノルウェー、トルコ、ソ連)において、6戦無敗の戦績で本大会に臨みました。(同予選開催は1961年6月1日〜11月12日)
本大会1次リーグではグループ1に組み分けされ、ユーゴスラビア、ウルグアイ、コロンビアと戦い、2勝1分でグループ1位。準々決勝では、開催国チリに1対2で敗れましたが、ソ連の2失点はいずれもゴールから遠い距離からのシュートであり、ヤシンほどの経験豊かなGKがなぜ止められなかったのか、不思議がられた敗戦
でした。
|
1962年 チリ大会記念マキシマムカード
GK:レフ・ヤシン、MF:イゴール・ネット、FW:ヴィクトル・ボネデルニク
(2015年10月1日付特別記念消印入り)
|
◆1966年イングランド大会
本大会1次リーグ、グループ4(北朝鮮、イタリア、チリと同組)で首位(3勝0敗)。
準々決勝でもハンガリーを2−1で下しましたが、準決勝で西ドイツに1−2で敗れ、ポルトガルとの3位決定戦に臨みました。 12分、この大会得点王エウゼビオに先制のPKを決められ、44分マロフェーエフの得点で追いつきました。
しかし88分、トーレスに決勝点を奪われ、4位で大会を終えました。
|
1966年 イングランド大会記念マキシマムカード
GK:レフ・ヤシン、DF:アリベルト・シェステルニョフ、
FW:イゴール・チスレンコ
(2015年10月1日付特別記念消印入り)
|
開催都市巡り
(3)カザン
|
大会開催都市ポスター絵ハガキ(3)カザン
(2015年9月18日発行)
デザインは、タタールスタン共和国の国章や「FCルビン・カザン」のエンブレムを感じさせる。 |
ロシア連邦にある22共和国のひとつ、タタールスタン共和国の首都「カザン市」は、ロシア第3の都市として、2009年にロシア特許庁により商標登録された都市。
モスクワから東へ800km、カザンカ川とヴォルガ川の合流点付近に位置する、水上、陸上交通の要所。タタール文化の中心地として、2000年に「カザン・クレムリン」がユネスコ世界文化遺産に登録されています。
「FCルビン・カザン」の本拠地であり、1958年に創設された同クラブは、2008年、2009年ロシア・プレミアリーグ連覇を達成しています。
|
カザン・アリーナ スタジアム
(収容人数:45,000人)
|
設計はウェンブリー(イングランド)などを手がけた「POPULOS」社。
「FCルビン・カザン」のセントラル・スタジアムとは別に新設された。
(2015年11月17日発行、特別記念消印入り) |
|
◆画像をクリックすると、拡大画像をご覧いただけます。
「手のひらの上のサッカー史」に対するご意見・ご感想は、 こちらから。 |