サポーターズ・アイ
行った! 見た! アテネ・オリンピック! (2/6)
■伸二が怒鳴った(さくら)
男子のパラグアイとの試合中に小野伸二が怒鳴っているのが聞こえた。テッサロニキの競技場は陸上競技のトラックがあり、スタンドから遠いのに聞こえた。守備ラインに対して「上がるのか下がるのか、はっきりしろ」「声を出せ」と言ったのだと思う。日本の国内の試合でも、フェイエノールトの試合でも、伸二が怒鳴っているのを聞いたことはなかった。今回はオーバーエージで加わったのでリーダーシップを発揮したのだろうか?
前半、ディフェンダーの近くで応援していたのに、彼らの声は聞こえなかった。このU-23のチームは「谷間の世代」と言われていたが、特定の世代だけレベルが低いはずがないと私は思っていた。しかし大きな声が出ないので「谷間の世代」と言われるのも無理はないと感じた。
前半22分に、伸二が同点のPKを決めたあと笑顔でスタンドにガッツポーズをしたのが印象的だった。
立ち上がりにミスをした那須がどんどん元気をなくしていくように見えた。1対3とリードされて前半を終わり、ハーフタイムに控え室に戻っていくとき、那須はしょんぼりと最後尾を歩き、伸二は怒ったような表情で先頭を歩いていた。
那須がキャプテンでスタートし、後半途中から、伸二にキャプテンマークがわたったが、最初からオーバーエージの伸二をキャプテンにするべきだったと思う。ここでも、山本昌邦監督の方針が中途半端なように思った。 |