サポーターズ・アイ
行った！　見た！　アテネ・オリンピック！　（３／６）

■ブルーシート作戦成功（純子）　

　壮行試合のときスタンド配っていた青いプラスチックの応援シートを持って行き現地のスタジアムで使ってもらった。
　目的は三つ。
　第１は、ギリシャのスタジアムで、日本のサポーターの存在を分かってもらうこと。人数が少なくても、スタンドの一部が青く染まっていれば、日本の選手に分かってもらえるだろうと考えた。分かってくれたようだ。
　第２は、現地に応援に行けない人の身代わり。いつもいっしょに応援している仲間、協力してくれた仲間に、それぞれシートにメッセージを書いてもらった。自分たちの応援がギリシャまで行くんだと、みな喜んでくれた。
　第３は、現地のスタジアムでの交流。応援に来ている他の日本人と話をするきっかけにした。話が弾み、試合後いっしょに食事したこともあった。女子の試合で選手の家族が喜んでくれ、２戦目では、向こうから声を掛けてもらったりした。
　シートは国立競技場で拾い集めたものなど120枚。私の全荷物の70％を占め、自分の物 はあまり持っていけなかった。現地では、次の試合で再使用するため試合後に回収した。グループツアーのお客には、添乗員さんが配布と回収を手伝ってくれた。
　試合のたびに持って行って、持って帰るのは、かさばって重くて大変だったが、三つの目的は、みごとに果たせたと思う。

純子（左）とさくら（右）