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サッカーマガジン 2005年9月20日号
ビバ!サッカー

W抔へ!ドイツ勉強講座を

 来年のワールドカップを控えてドイツについての勉強をはじめている。勉強といってもシカツメらしいものじゃない。わいわいがやがやと話し合って、楽しく飲んでおしまいになるテイのものだ。
 ぼくが主宰している東京北千住の「ビバ!サッカー講座」で9月10日(土)の午後にミニ講演会を開く。それが手はじめである。まず、ドイツにコーチ留学をした経験のあるライターの湯浅健二さんをゲストに招き「ドイツのサッカー」について話してもらう。次にサッカー記者の大先輩の中条一雄さんにクラマーさんについて語ってもらう。最後にぼくがドイツと日本のサッカーについてまとめてみるという予定である。
 中条さんは、デットマール・クラマーさんにインタビューをするために、8月下旬からドイツに出掛けた。その報告をしてもらうことになっている。
 クラマーさんは1960年代のはじめにドイツから来日して、東京オリンピックをめざしていた日本代表チームを指導した。いまから45年前の話である。日本のサッカーが今日のように盛んになる基礎はクラマーさんが築いたものだと、ぼくたちは信じている。しかし若い人たちは、そのことをあまり知らない。だからわれわれがクラマーさんの業績をきちんとまとめて歴史に残す必要がある、と中条さんが考えた。その仕事をぼくが手伝っている。今回のミニ講演会はその一部でもある。
 来年のワールドカップはドイツで開かれる。だから今からドイツについて、ドイツの文化について、ドイツのサッカーについて勉強しておきたい。それを、ぼくの講座でやりたい。今回のミニ講演会はそのためでもある。
 北千住の「ビバ!サッカー講座」は、10月から新学期に入る。来年の3月まで半年間のテーマは「ドイツ」に決めている。今回は、その瀬踏みでもある。
 来期の講座の講師には強力な援軍が登場する。駿河台大学の明石真和教授である。ドイツ文学とドイツ語の先生だが、無類のサッカー好きでNHKテレビドイツ語講座のテキストに「ドイツのサッカー」について連載を書いている。その明石教授が4月に、なんとわが講座の受講者として現われた。「ドイツ・ワールドカップを控えて、これは好都合」と来期からは、ぼくといっしょに講師のほうにまわってもらうことにした。生徒になったり、先生になったり、わが講座は多士済済、自由自在である。
  10月からの「ビバ!・サッカー講座」に加わりたい人の問い合わせは、読売・日本テレビ文化センター北千住


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