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サッカーマガジン 2004年10月19日号
ビバ!サッカー

ビバ研のホームページ作り

 新たにプロ野球に加わりたいと2社が名乗りを上げた。どちらもIT企業である。それを聞いて「ネット放映に目をつけたな」とピンときた。テレビ映像をインターネットで見る時代が来ようとしている。そのコンテンツとしてプロ野球を狙ったのだろうと想像した。
 このIT時代に乗り遅れてはいけないと、ぼくたち「ビバ!サッカー研究会」も遅まきながらIT事業に乗り出した。仲間はみな、このページの熱心な読者である。IT事業といってもホームページを作るだけのことで、無料だからほんとは「事業」とは言えない。コンテンツもサッカーについて書いたものを発表するだけで動く映像ではない。でも「何かユニークなものを作ろうじゃないか」とアイデアを持ち寄った。
 ホームページは三つに分かれている。
 一つは、ぼくの「研究室」でサッカー以外のスポーツを含めた評論を随時載せることにした。パソコンの画面上で見やすいように1画面に一つのまとまった記事を載せる。それを組合せて、まとまった読み物にすることを試みた。
 ぼくの「アーカイブス」も作ることにした。ずっと昔に書いた原稿を少しづつ収録していく「古文書館」である。まずはサッカーマガジン創刊当時の1960年代の記事をアップした。
 ここで困っていることがある。この当時のぼくの記事には、おもしろい挿絵がついているものがある。これを描いてくれたイラストレーターさんの了解を得たいのだが、何しろ35年くらい前のことだから消息が分からない。編集部にきいてみたが分からない。ご存じのかたがいたら教えていただきたい。
 次のパートは「ビバ研マガジン」である。ここには、ぼくたちの仲間の原稿を掲載していく。ただし、これには、ぼくが注文をつけた。
 多くの掲示板に見られるような無責任な書き込みは認めない。執筆できるのは会員だけ。それも、ちゃんと取材し、体験し、考えたものを、記事にまとめてから掲載する。
 このやり方だと電子媒体の特徴を殺すことになるかもしれない。多くの人が自由に書き込んで交流することができないからである。でも、ささやかながら責任あるジャーナリズムの一端を担う気持ちで古い雑誌編集の形にした。
 最後のパートは「ビバ!サッカー講座北千住」の案内である。この講座に参加しないとビバ研の会員になれないし、このホームページを作るほうには加われない。でも、見ていただくのは自由だから一度アクセスしてみてください。


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