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サッカーマガジン 2004年1月6日&13日号
ビバ!サッカー

新潟のサポーターに大賞を

 東アジア選手権があり、ワールドユースがあり、鳥栖や神戸のJリーグ・クラブ経営難があった。このところ、日本のサッカーに話題はこと欠かないが、ここは恒例の日本サッカー大賞を発表することにする。
 例年のように、わがビバ!サッカーが選考する「日本サッカー大賞」は、いかなる権威にも、おもねることなく歴史に残る業績をサッカーマガジン誌上に書き留めるものである。賞金もトロフィーもないが、日本サッカー界でもっとも権威ある表彰であることは、わがビバ!サッカーの読者のみが認めている。
 ジャジャーン!
 2003年度の日本サッカー大賞は、独断と偏見により「新潟のサポーター」に決定いたしまーす!
 J2で優勝しJ1に昇格したアルビレックス新潟を応援するサポーターたちの熱気とマナーのよさは、多くのマスコミで取り上げられたし、このページでも紹介したから、いまさら説明する必要はないだろう。突然クローズアップされた新潟のサッカー熱を育てるために、ずっと前から努力した人びとのことも紹介したいが知る人ぞ知る。実りが豊かであればタネをまいた人は誰であってもいいじゃないか。その人たちは、この正月に静かに満足して、うまい「おとそ」を飲んだはずである。
 恒例によって三賞も選考しよう。
 殊勲賞は浦和レッドダイヤモンズのハンス・オフト監督である。浦和はヤマザキナビスコカップに優勝してJリーグ発足後、初めてのタイトルを獲得した。その功績が監督のものであることは疑いないとビバ!サッカーは思う。その功労者を引き止めなかった浦和のフロントは奇々怪々ではあるが…。
 敢闘賞には、ジェフユナイテッド市原のオシム監督を選んだ。あの戦力で、あの体制で、Jリーグの前、後期とも優勝争いにからんだのは、たいしたものである。
 技能賞には市立船橋高校の石渡靖之監督を選ぶ。布啓一郎監督が高校サッカーの頂点まで押し上げたチームを引き継いで、前任者に劣らない成績をあげつつあるのはたいしたものだ。天皇杯3回戦でJリーグ王者の横浜F・マリノスと延長戦のすえ引き分けたのにはびっくりした。PK戦で姿を消したが、PK戦は抽選に代わるもので試合は負けではない。
 というわけで、今回の三賞は3人とも監督である。
 思うにクラブ経営のポイントは社長であり、チームの成績のカギを握るのは監督である。この二つの点については、また改めて取り上げることにしよう。


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