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サッカーマガジン 1981年1月25日号

ビバ!! サッカー!!

さっかー いろは歌留多

 古いヤツだとお笑いでしょうが、お正月には「いろは歌留多」もオツなもの。
 郷土が違えば、文句もいささか変わると聞いていますが、ここではいろいろ取り混ぜて、サッカー通のみなさまの、こたつの中の退屈しのぎに――。
    *     *     *
(い) 犬も歩けばゴールに当たる
    (サッカー場の多い外国の話)
(ろ) 論よりクライフ
    (問題は体格じゃない)
(は) 花よりシュート
    (足わざだけじゃあ……)
(に) 憎まれっ子はストッパー
    (殺し屋世にはばかる)
(ほ) 骨折り捐の警告もうけ
    (次の試合にたたります)
(へ) 下手の長コーチ
    (ハーフタイムの長談義)
(と) 年寄りの超OB戦
    (冷や水といわれても)
(ち) ちりも積もればサッカー場建設費
    (といわれて募金に応じたこともあったが……)
(り) 律気者の審判
    (クライフが、ドリブルすると、ファウルとり)
(ぬ) 盗人のサッカー見物
    (昼寝よりはまし)
(る) るりもはりも、磨けば名選手
    (光るのは名コーチ)
(を) 老いても子を教え
    (昔のほうが強かった?)
(わ) 割れ監督に、とじ選手
    (抗議に飛び出し、選手が止める)
(か) カエルの面に退場
    (しょうこりもなくまた文句)
(よ) よしのずいからワールドカップ
    (どうせ届かぬ本舞台)
(た) 旅は道連れ、サッカー見物
    (82年のスペインヘ)
(よ) 良コーチは、口少なし
    (やって見せるが一番)
(そ) 袖ひっぱるも戦術のうち?
    (目ざとい審判に見つけられ)
(つ) 月夜にドリブル練習
    (ノコさんもやったとか)
(ね) 猫にトロフィー
    (プロには小判を)
(な) ならぬ堪忍、するが審判
    (雑言も聞こえぬふり)
(ら) 楽な試合すれば苦しい練習あり
    (その逆がホント)
(む) 無理なパスすりゃ味方引っこむ
    (道理で相手にみな取られる)
(う) 氏より猛練習
    (名門でも落ちめは早い)
(ゐ) 井の中の日本サッカー
    (批判はカエルの面に水)
(の) のどもと過ぎれば追いかけ忘れる     
    (取られたボールは、すぐ取り返せ)
(お) 鬼にスパイク
    (金棒よりも似合うかも)
(く) 苦しいときのスイーパー頼み
    (でも一対一でがんばって)
(や) やみくもに鉄砲シュート
    (ゴールに向かって飛べ)
(ま) 負けるは負け
    (弱気では勝でない)
(け) けることが身を助ける
    (プロができたらの話)
(ふ) フエは吹かねど高楊子
    (ちゃんと反則とってちょうだい)
(こ) コーチの白パンツ
    (特に意味はなし)
(え) 縁の下のマネジャー
    (かわい子ちゃんが多い)
(て) 亭主の好きな赤パンツ
    (年がいもなくOB戦へ)
(あ) 頭かきかきファウル隠さず
    (正直者の日曜ゲーム)
(さ) さわらぬボールに勝利なし
    (食いつく気迫に負けはなし)
(き) キックは極楽、けられて地獄
    (ボールの身にもなってくれ)
(ゆ) 油断大敗
    (準備なくして勝利なし)
(め) 目の上でヘディング
    (たんこぶができるのはシロート)
(み) 身から出た赤カード
    (退場は覚悟の上?)
(し) 知らぬが線審
    (スローインにオフサイド)
(ゑ) 縁は異なもの、サッカー仲間
    (きのうの敵はきょうの友)
(ひ) 貧乏でもひまあり
    (サッカーする時間だけは)
(も) 門前の小僧、習わぬサッカー
    (スクールよりも見よう見まね)
(せ) 背にチャージは許されぬ
    (腹でボールは止められる)
(す) すずめ百までサッカー忘れず
    (四十過ぎれば四十雀)
(京) 京のサッカー、大阪のサッカー
    (お国で違うそのスタイル)

 


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