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高橋祐幸のブラジル便り・目次
 

高橋祐幸(たかはし ゆうこう)

ブラジル・サンパウロ在住。1933年岩手県生まれ。1960年にブラジルにわたり、日本商社の現地法人(三菱商事)に35年間勤務。退職後ボランティアでトヨタカップ南米代表実行委員を15年間務め、川崎フロンターレ、大宮アルディージャのブラジル代表顧問を約8年間務めた。県立盛岡中学(旧制)で、八重樫茂生(メキシコ五輪銅メダル日本代表キャプテン)と同級生だったことがサッカーに携わる機縁ともなって、日本にもブラジルにも広いサッカーの人脈を持つに至った。


 

 


#29
無事開幕で雰囲気一転
(2014/6/20)

ブラジル 3対1 クロアチア(6月12日)

★ネイマール活躍、逆転勝利
  開幕試合。ブラジルはオウンゴールでクロアチアに先行され「こりゃヤバイな」と思ったが、やはりスコラリ監督が最も期待しているネイマールの大活躍で逆転勝利。セレソンの面目躍如たるものあり、ブラジルがHEXA(6回)優勝を飾るかも知れない期待が高まってきた。
  朝早くから球場近くの一部区域でデモ騒ぎが勃発していたことはテレビでさかんに映し出されていたが、警官隊の方が多くて大事に至らなかったようだ。球場のイタケィロンへのアクセスも順調に運び、FIFAもルーセフ大統領もさぞやホッとしたことだろう。
  地下鉄のどの駅でもに黄色と緑色のカナリア軍団のユニフォームがあふれ、ホームも電車がくるまで、腰をくねらせながらサンバのリズムで踊りまくっていた。大会が始まれば やはり一挙に盛り上がる。開幕前に私が心配していた危機説は見事に覆された。「これがブラジルよっ」の声が聞こえてきそうだ。



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