◆大賞を「浦和レッズ」の親クラブ法人に◆
〜ビバ!サッカー恒例の年間表彰決定 (1)〜
★今回はインターネット上で発表
「ジャジャーン!」
と鳴り物入りで、わがビバ!サッカーの年間表彰を、長年にわたって行ってきた。
前年までは「サッカーマガジン」誌上で表彰してきたのだが、残念なことに、この印刷メディアから追われたので、今回は電子メディアで発表することにする。
「ジャジャーン」の鳴り物が、インターネット上で、うまく響き渡るかどうか、ちょっと心配である。しかし、もともとカップも表彰状も賞金もなく、ただ、その功績を公正に評価し、歴史に記録するためのものだから、メディアは何であろうと構わない。
ジャジャーン!
2006年度の日本サッカー大賞は「株式会社三菱自動車フットボールクラブ」に決定いたしましたぁ〜!
★三菱自動車フットボールクラブとは?
「株式会社三菱自動車フットボールクラブ? なんだ、それは?」といぶかる向きも、あるに違いない。
これは「浦和レッズ」の母体クラブの法人名である。Jリーグがメディア向けに配布した「2006
Jリーグ・ガイド」のパンフレッの中にそう書いてある。その「呼称」が「浦和レッドダイヤモンズ」で、チームの略称が「浦和レッズ」なんだろうか?
「浦和レッドダイヤモンズ」が発行している「オフィシャル・ハンドブック」のなかには、この法人名が見当たらない。前身の三菱サッカー部以来の年表には、Jリーグ開幕前年の1992年に「三菱浦和フットボールクラブとなる」とあり、さらに1996年に「浦和レッドダイヤモンズとなる」とある。正式法人名は使いたくないとみえる。
★企業スポーツから脱皮するために
地域に根ざすことをめざしているはずのクラブが、企業スポーツ見え見えの法人名になっているのは分かりにくい。「浦和レッドダイヤモンズ」がクラブ(会社)の呼称なのか、チームの呼称なのかも分かりにくい。
とはいえ、法人としての「浦和レッドダイヤモンズ」は新しい試みを、いろいろと積極的に行ってきている。
そのいろいろな試みは、大企業を母体にスタートしたクラブが企業スポーツから脱皮して、地域のスポーツのクラブに成長するための苦闘であろうと理解している。
その努力が、2006年度に、財政面でも、観客動員でも、そしてチームの成績でも実ってJリーグのナンバーワンになった。そこを評価しての表彰である。
いろいろな試みの具体的な内容は、別の機会に紹介することにしよう。
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