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◆ビバ!スポーツ時評

サッカー日誌  2006年8月13日(日)

◆新潟で代表候補を見る◆
 新潟 1−2 市原・千葉
(8月12日、新潟ビッグスワン)


★新潟へ出かけた理由
 新潟へ行って、アルビレックス対ジェフの試合を見た。わざわざ出かけたのには、二つの理由がある。
 一つは、新潟はぼくの出身地でアルビレックスの創設にも、いささか、かかわったことである。もう一つは、ぼくが「読売/日本テレビ文化センター京葉」でビバ!サッカー講座を開いていた当時の仲間が、ジェフの応援に出かけるので、試合のあと、みんなで一杯飲もうと画策したことである。
 計画を立てたあとに、もう一つ、新潟行きの口実が生まれた。それはジェフのメンバーのなかで、日本代表候補と思われる選手の品定めをすることである。
 日本代表は16日に新潟でイエメンとアジアカップ予選の試合をする。ジェフはA3クラブ選手権に出ていたため、9日の親善試合には選手を出せなかった。しかし今度は、何人か選ばれるに違いない。

★連戦に疲れ果てていたジェフ
 試合の中身は薄かった。とくにジェフは、2対1で逆転勝ちはしたけれども、あまり走れなかった。無理もない。このところ、3日おきに1試合くらいの連戦である。選手たちは疲れ果てている。オシム監督がきびしく批判したように、代表2試合の間に、Jリーグの公式戦を挟むなんて、どうかしている。
 代表候補と思われる選手の中で巻誠一郎はツートップの一人に起用されていたが、あまり目立たなかった。阿部勇樹は3人のディフェンダーの右サイドに起用されて、幅広く動いていた。中盤の佐藤勇人は後半21分に決勝点を入れたが、これは相手のミスを拾ったもので、とくに光ったわけではない。この3人のほか、羽生直剛が13日発表のメンバーに入った。反町コーチが、この試合を視察していたが、それで選ばれたわけではないだろう。オシム監督のジェフ当時の評価が決め手だったのだろう。

★アルビの地元広告がすごい
 会場のビッグスワンで目を引くのは、場内看板広告の多いことである。
 タッチラインぎわは、Jリーグのスポンサーの広告だから他の会場と同じ9社18枚だが、ゴール裏と2階スタンド前の壁は、地元のクラブがとった広告である。ざっと数えてみたら、140枚くらいあった。両側のゴール裏は、1並びでは収まらずに3重に並んでいる。ほとんどが地元企業である。
 ハーフタイムに、場内の大きなスクリーンに、つぎつぎに、その企業の名前が紹介される。そのバックに、スタンドを埋めているサポーターたちの映像が映る。「やあ 、ぼくが映っている」「私も出ないかな」とスクリーンを見ていると、自然に広告も見るわけである。
 チームは、ちょっと力不足。前半11分に矢野貴章のシュートで先制したが、後半20分から1分間に2点をとられて、あっさり逆転されてしまった。

 

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