[試合のメモ]
(ナビスコカップ予選リーグ最終日 ジェフ市原千葉 1ー0 清水エスパルス
@巻と阿部のいない試合
ジェフは、巻誠一郎がワールドカップの日本代表に選ばれ、この試合には出場できなかった。また中盤の軸の阿部勇樹が警告累積で出場できなかった。攻めのエースと組み立ての起点を欠いて、うまく攻められるかどうかが不安な点だった。しかし、試合ぶりは悪くなかった。その理由のひとつは、ストヤノフがのびのびと活躍したことだろう。最後尾の守りから、しばしば中盤の前の方まで進出していいパスを出し、シュートも放った。他の選手たちも、チャンスには積極的に攻め込んだ。
とはいえ、オシム監督の言葉はきびしい。「2人がいないだけで、落ち着いたプレーができない。成熟したチームとはいえない」
A佐藤勇人が殊勲者
清水にも得点機会は、いくつかあった。とくに後半35分すぎ、右コーナーキックからの攻めにジェフのゴールキーパーが飛び出し、がら空きになったかと見えたゴールに絶好のシュート。ところがジェフの佐藤勇人がゴール内にカバーしていて、あやうく蹴りだした。記者席から見たところでは、ボールが完全に入ったようにみえるほどの、きわどい場面だった。ピンチを救ってもらったゴールキーパーの櫛野亮は佐藤に駆け寄って感謝。その数分後に、ジェフの決勝点が入った。佐藤がこの試合の殊勲者だろう。
B清水のサポーター1、000人以上
アウエー・チームのゴール裏応援席は、1、000人以上のオレンジ色のユニフォームで埋 まっていた。清水から駆け付けて熱心に応援してくれる人たちを、こんなにもっているのはすばらしい。サッカーどころの静岡なのだから、チームがそれにこたえられる、いい試合を見せてほしいと思った。いまのところ、ジェフよりも、さらに「未成熟」である。
お天気のいい日曜日だったためもあるだろう。あるいは静岡から新幹線でくれば、東京駅からは京葉線で蘇我駅まで45分。それほど遠くは感じないのかもしれない。ぼくは、東京三鷹市の自宅から出掛けて、東京駅で乗り換え、スタジアムに着くまで片道約2時間半。
かなり「遠いな」と感じているのだが・・・。
C時差をつけて帰るには
京葉線の蘇我駅からフクアリ・スタジアムへ向かう途中、拡声器でしきりにアナウンスしていた。「この道は帰りは混雑します。時差でお帰りくださるよう、お願いします」。
時差をつけて帰る方法は、スタジアムの近所で祝勝会、あるいは残念会をしてから帰ることである。ところがフクアリの周辺には飲食店がない。混雑を通り抜けて蘇我駅の近くに来てから祝勝会(残念会)ということになる。いつも仲間のグループと会食してから東京へ帰るのだが、この日は日曜日だったので、いつも使っているお店は休み。仲間が他の店を見つけてくれて、ぼくたちのグループの会はやることができた。試合の日はスタジアムの周辺に屋台村でもできるといいんだけど・・・。
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